HTC Vive Flowで出来ること|セットアップ・PC接続(SteamVR)の注意点
VIVE Flowは、外部電源につないで単体アプリやブラウザを使い、対応スマートフォンの画面を映せる軽量VRグラスです。一方、一般的なPC VRヘッドセットのように、標準機能だけでSteamVRへ接続する製品ではありません。
この記事は、私が2022年に実機で試したセットアップ、ミラーリング、アプリ、開発者向け機能と、2026年7月24日のHTC公式情報を分けて説明します。2022年の画面や配信状況は当時の記録として扱い、現在の利用条件は各節の公式リンクで補います。

VIVE Flowを買ってから行うセットアップ
対応スマートフォンと外部電源を確認する
HTC公式のVIVE Flow仕様が2026年7月24日に案内していた条件は、Android 9以降、またはiOS 14.4.2以降のiPhone 8以降です。OSの条件は入口にすぎません。ペアリングとミラーリングの可否は、公式の対応機種一覧で機種ごとに分かれます。
VIVE Flowは外部電源が必要です。HTC公式サポートの電源接続手順では7.5W以上を供給する電源を案内しており、すべてのスマートフォンやモバイルバッテリーが十分な電力を出せるわけではありません。
スマートフォンへVIVEアプリを入れる
2022年の私は、スマートフォンへVIVEアプリを入れ、HTCアカウントでサインインしました。いまセットアップする場合の出発点は、HTC公式VIVE Flowサポートです。アプリ名、配信状況、画面は当時から変わっている可能性があります。


画面の案内に従ってペアリングする
外部電源へつないで起動し、アプリとゴーグルの表示に従ってペアリング、Wi-Fi設定、コントローラー設定を進めました。2022年の私の環境では日本語表示で完了しました。




スマートフォンをコントローラーとして使う設定を選び、持ち方を指定しました。公式には別売コントローラーも案内されています。販売地域と在庫は時期によって変わります。


初回起動時はシステム更新が表示されました。続いて左右の焦点距離調整ダイヤルを合わせ、装着中の安全表示を読みました。このダイヤルは見え方を調整する機能であり、あらゆる視力条件で眼鏡を不要にする機能ではありません。




VIVE Flowで出来ること【一般ユーザー編】
対応スマートフォンの画面をミラーリングする
2022年、対応スマートフォンの画面をVIVE Flowへ映し、YouTubeを約1時間見ました。画面位置、拡大縮小、回転を調整でき、寝た姿勢で動画を見る用途は便利だと感じました。

ミラーリングの可否を決めるのは、スマートフォン側のMiracastやHDCPなどの対応です。動画配信サービスには権利保護やアプリ更新も関わります。私がYouTubeを見られた結果だけで、ほかの機種やサービスまで判断はできません。
VIVEPORTから対応アプリを入れる
2022年はVIVEPORTからアプリを入れ、VIVEPORT Infinityの対応作品も探しました。VIVE Flow向けとして検索できた対象は、同年11月時点で69件です。現在の作品数や配信状況へ、そのまま引き継げる数字ではありません。
ラストラビリンス、東京クロノス、Bait!などを候補にしました。ただ、ストアへの掲載、現在のダウンロード可否、手元の操作方法で遊べるかは別の話です。作品を選ぶときは、VIVE Flow対応表記、言語、必要なコントローラーの3点をそろえて見ます。
ブラウザや単体機能を使う
HTC公式仕様にある通信・接続機能は、Wi-Fi、Bluetooth 5.0、USB-Cです。ストレージは64GB。2022年に使ったホーム画面にはブラウザなどの単体機能もありました。Webサービスの表示やログインについては、当時の動作記録と現在の対応を分けて考えます。
VIVE FlowをPCに接続してSteamVRは使える?
標準のSteamVRヘッドセットとしては案内されていない
VIVE FlowをUSB-CでPCへつなぐだけでは、標準のSteamVRヘッドセットとして使えません。2026年7月24日に確認した公式製品仕様も、単体利用とスマートフォン連携を案内しており、標準SteamVR接続を仕様として掲げていません。
PC VRを主目的に購入する場合は、SteamVR対応を明記した別のヘッドセットを選ぶのが確実です。非公式な中継アプリを使う構成は、遅延、画質、操作、アカウント、ネットワークの問題が増えます。
2022年にはVRidge/RiftCat構成を調べた
2022年当時、VRidgeやRiftCatなどを使ってPC映像を転送する手順が外部で紹介されていました。私もVRidgeのAPKを入れるところまで試しましたが、標準機能ではなく、2026年現在の動作とサービス継続を再検証していません。
そのため、古い手順を現在の推奨接続方法としては掲載しません。実験する場合も、提供元の現行対応機種、利用規約、ネットワーク要件を確認し、動かない可能性を前提にしてください。
PCとのUSB接続は開発用途と分けて考える
USBデバッグでPCからアプリを転送できても、SteamVRゲームを遊べることにはなりません。PCが機器を認識するだけでは、映像、トラッキング、コントローラーをSteamVR用に連携できないからです。
VIVE Flowで出来ること【開発者・法人向け編】
APKを入れて実機確認する
2022年の実機では、APKファイルをストレージから開いてインストールできました。設定からUSBデバッグも有効にしています。現在アプリを開発するなら、SDK、対象OS、署名、配布方法の基準はVIVE Wave公式開発者情報です。


ここで分かったのは、当時の実機でインストールまで進めたことです。古いAPKの現在の動作や、一般配布アプリを自由に導入できることまでは示しません。私は提供元が不明なAPKをインストール対象から外します。
USB機器は認識と実用を分けて見る
2022年、Type-Cハブ経由で手持ちのUSBキーボード、マウス、ヘッドセットをつなぐと、3つとも機器として認識されました。そこで差が出たのが操作です。マウスはカーソルが表示されてもクリックが反応せず、実用できませんでした。

試したのは、私が持っていたハブと3種類の周辺機器です。給電や相性でも結果が変わります。法人で同じ構成を組むなら、実際に使う機器とアプリの組み合わせを一組ずつ試す必要があります。
法人向けの固定用途を検討する
2026年のVIVE Business公式ページが挙げる用途は、研修、教育、展示、ショールームなどです。固定目的のキオスクモードも案内されています。軽さと持ち運びやすさを生かすなら、決まったコンテンツを体験してもらう使い方と相性があります。
商用利用では、Business保証・サービス、アカウント登録、コンテンツの権利、衛生管理、利用者の安全を導入前に整理します。公式ページにある用途例は導入の候補であり、効果や全利用者の快適性を保証する結果ではありません。
結局、VIVE Flowはどんな人におすすめ?
VIVE Flowが向くのは、軽量な装着感、スマートフォンのミラーリング、単体アプリ、法人向けの固定コンテンツなど、使う目的がはっきりしている人です。すでに本体を持ち、対応アプリや開発用途を試したい人にも情報価値があります。
反対に、豊富なゲームをすぐ遊びたい人、PCへつないで標準SteamVRを使いたい人、機種を選ばずスマートフォンを映したい人には向きません。購入前に見る項目は、ストアとサービスの現状、対応スマートフォン、外部電源、コントローラーです。
2026年7月24日時点で、当時レビューした型番99HASV006-00のAmazon商品ページへ到達できました。価格、在庫、新品・中古、保証の有無は販売者ごとに異なります。同じ型番かを確認し、PC VR用途だけを期待して購入しないでください。
マジナライフの森田ユウゴです!
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