BOOX Nova3 Colorを1年使ったレビュー|Kindleとの違いと実際の用途
BOOX Nova3 Colorを1年間使った結論は、Androidアプリとカラー注釈には価値があるものの、液晶の発色や速度を期待すると合わない端末です。
Kindle読書、楽天マガジン、標準ノート、動画、ゲーム、Duet Displayを試しました。最後まで残った用途は、ページ更新の少ない読書と手書きメモです。
本記事は2021〜2022年ごろの実機体験です。現在のアプリ動作やサポートは、中古購入前の確認事項として記事後半へまとめます。
BOOXは2022年にNova Air Cとの公式比較を公開しています。ただし、Nova Air Cも2026年の現行おすすめ機として扱いません。
結論|カラーE InkとAndroidを使いたい人向け
向く人
Kindle本だけでなく、Android版の雑誌アプリを使いたい人、カラーで注釈を書きたい人、ページ更新の少ない用途を中心に使う人に向きます。
向かない人
液晶タブレットのような鮮やかな色、滑らかな動画、汎用ペンアプリでの快適な入力、最新Androidアプリの長期互換性を求める人には向きません。
Kindle Paperwhiteとの違い

次の表は、発売当時に確認した簡易スペックの比較です。Kindle Paperwhiteの世代や価格は現在と異なります。
| BOOX Nova3 Color | Kindle Paperwhite(第11世代) | |
|---|---|---|
| 価格 | 49,800円 | 16,980円~ |
| 寸法(幅×奥行き×高さ) | 197.3×137×7.7mm | 174 x 125x8.1 mm |
| ディスプレイ | 7.8型ニューカレイドスクリーン(カレイドプラス、4,096色) | 6.8インチ反射抑制スクリーン |
| 解像度 | カラー:100dpi 白黒:300dpi | 300ppi |
| バックライト | フロントライト(寒色) | フロントライト(寒色および暖色) |
| 重量 | 265g | 205g |
| メモリ | 3GB | 非公開 |
| ROM | 32GB | 8GB~32GB |
| OS | Android 10 | 独自OS |
| スピーカー | 〇 | × |
| マイク | 〇 | × |
| 拡張端子 | USB Type-C | USB Type-C |
| バッテリ | 3,150mAh | 非公開(数週間続くらしい) |
| 防水 | × | 〇 |
| その他 | Google Playを有効にして、様々なアプリをダウンロード可能 | Kindle本専用機 |
どちらもE Inkを使いますが、担当する用途が違います。
Kindle PaperwhiteはKindle読書へ絞った端末。Nova3 Colorはカラー表示、Androidアプリ、ペン入力を一台で試せる端末でした。
以下では、私が使った端末同士の違いを3点に分けます。
カラー表示・画面・サイズ
Nova3 Colorは7.8インチ、私が比較したKindle Paperwhiteは6インチでした。雑誌やノートでは広さを感じる一方、持ち運びやすさはKindle側が上です。
Nova3 ColorはKaleido Plusを採用したカラーE Ink端末です。2021年のBOOX公式紹介は4,096色と説明しており、現在のKaleido 3世代とは分けて考える必要があります。

写真はiPhoneで撮影し、色の加工はしていません。液晶より淡く、白地も暗めに見えます。
雑誌、図表、色付きマーカーではモノクロ端末より情報を見分けやすい場面がありました。発色の良さを液晶と同じ基準では評価できません。
AndroidアプリとGoogle Play
発売時のNova3 ColorはAndroid 10を搭載し、BOOX公式はGoogle Playから第三者アプリをインストールできると案内していました。
私の端末でもGoogle Playを有効にし、Kindle、楽天マガジン、動画やゲームのアプリを試しました。
ペン入力
Nova3 ColorにはWacomレイヤーと4,096段階の筆圧に対応するスタイラスが付属していました。
付属ペンで標準ノートへ手書きできる点は、私が使ったKindle Paperwhiteとの大きな違いです。



私はPDA工房のNova3用保護フィルムを貼り、表面の抵抗が増えてペン先が滑りにくくなったと感じました。ただし、旧カードの型番「120PDA60189041」は商品名がNova3用で、Nova3 Colorへの適合と現在の在庫を確認できません。誤購入を避けるため販売リンクは戻していません。

端末の画面ではなく紙へ書いた筆跡を保存したい場合は、仕組みが異なるRoWrite 2の実機レビューも比較材料になります。
1年使って分かったデメリット

2021〜2022年ごろの使用で気になったのは、画面更新の遅さ、アプリごとに異なるペン入力、端末性能とアプリの相性です。
動きと残像
最も気になったのは画面更新の遅さです。
ページ送り中心のKindle読書では許容できましたが、スクロールや動画では液晶との差がはっきり出ます。カラー画面では残像も目立ちました。
当時の端末では、表示品質と速度のバランスが異なる更新モードを選べました。

- ノーマルモード:画質を優先。私はテキスト中心の読書に使いました。
- スピードモード:画質と速度の中間。画像を含む書籍で使いました。
- A2モード:速度を優先。スクロール時に使いましたが、残像が増えます。
A2モードにすると動きを追いやすくなりますが、残像や表示の粗さが増えます。液晶のような滑らかさにはなりません。
私は読書ではノーマルまたはスピードを使い、スクロールが必要な場面だけA2へ切り替えました。速さと画質のどちらを優先するか、用途ごとに選ぶ端末です。
ペンのアプリ最適化
標準ノートではペン追従とパームリジェクションを実用的に感じました。
一方、当時試したOneNoteでは標準ノートと同じ感覚では使えず、手首の接触を誤入力として拾うことがありました。
Kindle Paperwhiteにはない機能ですが、「ペン対応」と「すべてのアプリで快適に書ける」は同じではありません。
私の使い方では標準ノートが最も安定しました。特定のペンアプリを目的に選ぶ場合は、端末がペン対応かどうかだけで判断できません。
アプリと端末性能の相性
Google Playからアプリを入れられても、CPU・GPU要件やE Ink画面との相性によって動作は変わります。
当時フォートナイトを試したところ、要件を満たさず起動できませんでした。
高負荷アプリや動画中心の用途は、インストール可否だけでなく画面更新速度も考慮する必要があります。
Kindle Paperwhiteよりアプリの選択肢は多い一方、読書以外の用途まで快適になるとは限りません。
実際に試した用途と電池持ち
1年間で、読書・ノートを中心に複数の用途を試しました。
現在のアプリ版でも同じ動作になるとは限りません。以下は当時の結果です。
Kindle、楽天マガジン、標準ノートは読書や静止画中心の使い方です。動画、ゲーム、Duet Displayも動作を試しましたが、画面更新の多い用途は定着しませんでした。
Kindle・雑誌・ノート

最も定着したのはKindle本の閲覧です。就寝前の読書を中心に使った時期は、1週間ほど充電しないこともありました。動画、Wi-Fi、ライトの使用や中古バッテリーの状態で持続時間は変わります。

標準ノートでは、淡い色でもメモとマーカーを区別できました。OneNoteなどの汎用アプリより、標準ノートの方がペン入力は安定していました。
楽天マガジンは当時のアプリで起動し、雑誌を読めました。細かな文字は拡大が必要ですが、写真や見出しを色で見分けられます。

文字中心ならノーマルモード、ページ送りを急ぐならA2モードを選びました。A2は速さと引き換えに、画質と残像が悪化します。
動画・ゲーム・サブディスプレイ
動画はA2モードで再生でき、内蔵スピーカーから音も出ました。ただし残像と淡い色が気になるため、視聴用なら液晶・有機EL端末を選びます。
ゲームは性能確認として試し、当時の遊戯王デュエルリンクスは起動しました。一方、フォートナイトは要件を満たさず起動しません。動くゲームでも残像と入力の遅れがあるため、ゲーム機としては使いませんでした。
Duet Displayではパソコン画面を表示できましたが、文字は粗く、更新も遅めです。固定情報を一時表示する補助画面にはなっても、常用ディスプレイの代わりにはなりません。
2026年に中古で選ぶ際の注意
旧OS・サポート・バッテリー
Nova3 ColorはAndroid 10で発売された2021年世代です。2026年7月24日時点で、最新ファームウェアの提供状況や各アプリの継続対応は確認できていません。Google Playを利用できても、使いたいアプリがAndroid 10、端末性能、E Ink表示へ対応するとは限らないため、配布元の現行要件を購入前に確認してください。
中古では、バッテリーの劣化、付属ペンと替え芯、画面の傷、フロントライト、Wi-Fi、USB-C充電、アカウント初期化を確認してください。私が購入した個体の電池持ちは、中古個体の状態を保証しません。
現行機とは性能を分けて確認
Nova3 ColorはKaleido Plus世代です。E Ink公式が案内するKaleido 3とは、色解像度や彩度などの世代が異なります。現行BOOXの性能をNova3 Colorへ当てはめないでください。
BOOX公式ストアの商品ページは残っていますが、2026年7月24日の確認ではHong Kong倉庫がSold Outでした。旧在庫や中古を積極的に勧める状況ではないため、まずBOOX公式の現行E Inkタブレット一覧と用途を比較してください。
旧Amazon商品ページはNova3 Color本体のASIN「B08YV1MWDJ」と一致し、ページへ到達できました。在庫と販売元は固定されないため、旧在庫を確認するための導線として掲載します。
まとめ
1年使って残った用途は、Kindleや雑誌の読書と標準ノートへのカラー書き込みです。動画、ゲーム、汎用ペンアプリを主目的には選びません。
中古を検討するなら、先に使いたいアプリのAndroid 10対応を調べ、現物ではバッテリー、付属ペン、画面、ライト、Wi-Fi、USB-C充電、初期化状態を確認してください。そのうえで旧在庫の販売元と価格を確認し、現行BOOX端末とも比較するのが安全です。
マジナライフの森田ユウゴです!
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買い物を2007年には、店頭よりネット通販に移行した30代男性。これまで、楽天市場・Amazonで総額600万円近く使ってきました。
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