富士通が「FMV LOOX」という2in1のノートPCを2022年6月中旬に発売します。
FMV LOOXは、以前に雑誌でも取り上げられており記憶に新しいノートPCです。
LOOXとSurfaceは何が違うの?
もともとLTE対応のSurface Pro Xを使っていて、この手のパソコンが気になったので調べることにしてみました!
この記事の執筆者について
森田ユウゴです!
私は、楽天・Amazonで総額600万円近く買い物をしてきました。通販の大半は「生活効率化グッツやガジェットを購入してきた」と言っても過言では無いくらい、新しいモノ・便利なモノ好きの私が執筆しています!
そもそもFMV LOOXとは?

FMV LOOXについて簡単に確認します。
FMV LOOXの概要や特徴
FMV LOOXとは富士通クライアントコンピューティングが発売する、タブレットとノートの2in1が可能なパソコンです。
どうやらFMV LOOXは富士通のパソコンが誕生して40周年企画のパソコンみたいですね。
私が先日購入したFMV Mobile Keyboardもその一つのようでした。(知らなかった…。)

FMV LOOX一番の特徴は「世界最軽量約599g、世界最薄7.2mm」と言うことです。
富士通はLIFEBOOK UHシリーズというノートパソコンを発売しており、13インチのノートパソコンながら634gと軽量であることを強みに持っています。
FMV LOOXもタブレットスタイルとノートパソコンスタイル両方を取れる機種で、「軽量」と「薄さ」を兼ね備えたパソコンのようです。
FMV LOOXの発売日は?
楽天のビックカメラ.comを確認したところ、「2022年6月17日」と記載がありますね!
FMV Mobile Keyboardの発売からちょうど1週間後ですか!
「FMV LOOX 90/G」と「Surface Pro 8」の違いを比較してみた。

軽いってすごい!でもSurfaceと何が違うの?
ここまで記事を書いていく中でLOOXを説明しようとすると「Surfaceみたいなノートパソコン」と表現をしたくなることが多々ありました。
間違いなく富士通もSurfaceを意識しているはずなので、競合しそうなMicrosoftの機種「Surface Pro 8」と「FMV LOOX 90/G」を比較してみました。
「FMV LOOX 90/G」と「Surface Pro 8」の比較表
FMV LOOXとSurface Proともに、組み合わせできるCPUとメモリやストレージなどの組み合わせが限定される場合があります。(例えばSurface Pro 8だとi3でメモリ32GBの組み合わせはない)
メーカー | 富士通 | Microsoft |
---|---|---|
品名 | FMV LOOX 90/G | Surface Pro 8 |
OS | Windows 11 Pro | ・Windows 11 ・Windows 10 Pro |
ディスプレイ | 13.3型ワイド 有機ELディスプレイ |
13型 PixelSense™ Flow ディスプレイ |
解像度 | 1920 × 1080ドット | 2880 × 1920ドット |
CPU (コア/スレッド/最大周波数) |
インテル® Core™ ・i5-1230U(10/12/4.4GHz) ・i5-1230U(10/12/4.4GHz) ・i7-1250U(10/12/4.7GHz) |
インテル® Core™ ・i3-1115G4(2/4/4.1GHz) ・i5-1145G7(4/8/4.4GHz) ・i7-1185G7(4/8/4.8GHz) |
メインメモリ | 8/16GB | 8/16/32GB |
内臓グラフィック | Intel® Iris® Xe Graphics |
Intel® ・UHD グラフィックス (i3) ・Iris® Xe グラフィックス (i5、i7) |
ストレージ | 128/256/512GB/1TB | 128/256/512GB/1TB |
フロントカメラ 有効画素数 |
約207万画素 | 約500万画素 |
リアカメラ 有効画素数 |
約1258万画素 | 約1000万画素 |
Wi-Fi | Wi-Fi6(IEEE 802.11ax) +IEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠 |
Wi-Fi 6: 802.11ax 対応 |
Bluetooth | Bluetooth v5.1 | Bluetooth v5.1 |
LTE | ○(オプション) | ×(PRO Xは対応) |
USBポート ※1USB 4.0 Thunderbolt™ |
・TypeCポート x 1※1 ・USB3.2 (Gen2) Type-C×1 |
・TypeCポート x 2※1 |
その他IF | – | ・3.5mm ヘッドフォン ジャック ・Surface Connect ポート x 1 |
バッテリー駆動時間 | 約12.0時間(JEITA2.0) | 最長 16 時間 |
サイズ(横x奥行x高さ) | 307 × 190 × 7.2mm | 287 x 208 x 79.3mm |
重量(本体のみ) | 約599g | 891 g |
主な添付品 | ・ACアダプタ ・FMV LOOXキックスタンド ・Type-Cケーブル |
・ACアダプター |
センサー | 加速度計 ジャイロスコープ 磁力計 光センサー (明るさと色) |
加速度計 ジャイロスコープ 磁力計 光センサー (明るさと色) |
防滴・防塵 | 防滴 IPX2、防塵 IP4X | – |
保証 | 無償の1年間のメーカー保証 +各種保証 |
無償の1年間のハードウェア保証 +各種保証 |
専用ペン | ○(FMV LOOXペン 13,200円) | ○(キーボードに専用付属) |
専用キーボード | ○(FMV LOOXキーボード 21,779円) | ○(Signature キーボード 33,360円) |
それぞれ仕様は次の情報を参考に比較をしております。
- 13.3型ワイド ノートパソコン FMV LOOX:仕様 | 富士通
- ビジネス向け Surface Pro 8 | Microsoft
当ブログで表を参照作成するにあたり、記載内容の簡易化などメーカーが公開している内容と表記が異なる部分もあります。詳細を確認したい方は上記のメーカーページにアクセスいただければと思います。
「FMV LOOX 90/G」と「Surface Pro 8」の違い
「FMV LOOX 90/G」と「Surface Pro 8」の違いですが、私視点では大きく4点あります。
- 解像度の違い
- カメラ画素数の違い
- 重量の違い
- 防滴・防塵性能の違い
1.解像度の違い
比較項目 | FMV LOOX 90/G | Surface Pro 8 |
---|---|---|
ディスプレイ | 13.3型ワイド 有機ELディスプレイ | 13型 PixelSense™ Flow ディスプレイ |
解像度 | 1920 × 1080ドット | 2880 × 1920ドット |
解像度はSurface Pro 8の方が高い解像度を持っています。
どちらも13インチなので、表現できる幅はSurface Pro 8の方が大きいです。
FMV LOOXはフルHDなので、一般的なパソコンと同じくらいのスペック。
逆にSurface ProはMacbookに近い高解像度ですね。
一般的にフルHD(1920 × 1080ドット)で通常の利用用途はカバーできます。
パソコン用のモニターですら2万円以下のディスプレイは基本的にフルHDです。
高解像度の方が「綺麗」というくらいで、ノートパソコンでやろうとする資料作成・ブラウジング・Zoom会議くらいではあまり差が出ません。
ただし、画像や動画編集のような作業では差が出てきますね。
ただ、FMV LOOXは有機ELディスプレイとういう特徴を持っています。
有機ELディスプレイは消費電力が少なく、軽いので以降でご紹介する「軽量化」に役立っているのかもしれません。
2.カメラ画素数の違い
比較項目 | FMV LOOX 90/G | Surface Pro 8 |
---|---|---|
フロントカメラ 有効画素数 | 約207万画素 | 約500万画素 |
リアカメラ 有効画素数 | 約1258万画素 | 約1000万画素 |
カメラに関してはあまり詳しくありませんが、フロントカメラはSurface Proの方がFMV LOOXよりも2倍以上画素数があります。
対して、リアカメラはFMV LOOXの方が約300万画素高いですね。
リアカメラはこのくらいの画素になってくるとあまり気にならなそうですが、フロントカメラはWEBミーティングのときに大きく影響が出てきそうですね。
3.重量の違い
比較項目 | FMV LOOX 90/G | Surface Pro 8 |
---|---|---|
重量(本体のみ) | 約599g | 891 g |
FMV LOOXとSurface Proの最も異なる部分です。
FMV LOOXはSurface Proよりも約30%も軽いのですね。
4.防滴・防塵性能の違い
比較項目 | FMV LOOX 90/G | Surface Pro 8 |
---|---|---|
防滴・防塵性能 | 防滴 IPX2、防塵 IP4X | 記載なし |
Surface Proには見当たらない「防滴・防塵性能」がFMV LOOXには記載がありました。
- 防滴 IPX2:「鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない」
- 防塵 IP4X:「直径1mm以上の固形物から保護」
防滴は水入れたらアウト、水がちょっと上からかかるくらいならセーフと言う感じですね。
防塵の1mmはいい表現が見つかりませんでしたが、木くずや目に見える砂くらいなら防いでくれるというとこですかね。
ただ、これはあくまでFMV LOOX本体の方の性能なので、専用のFMV LOOXキーボードには防滴 IPX2、防塵 IP4Xが適用されていないことにご注意ください。
「FMV LOOX 90/G」と「Surface Pro 8」の構成例で比較
ここからは現実的に注文しそうな構成で価格を比較してみます。
メーカー | 富士通 | Microsoft |
品名 | FMV LOOX 90/G | Surface Pro 8 |
CPU | インテル® Core i5-1230U | インテル® Evo™ Core i5 |
メモリ | 8GB | 8GB |
ストレージ(SSD) | 256GB | 256GB |
キーボード | FMV LOOXキーボード +13,200円 | Signature キーボード +32,560円 |
ペン | FMV LOOXペン +21,779円 | キーボードに付属 |
価格 | 186,447円(+107円) | 186,340円 |
ビックリしました!価格差がほぼありません。
これは完全に富士通がSurface Proを意識していますね…。
ちなみに、2022年6月14日の11時まで専用のキーボードとペンが割引になっているみたいです。
- FMV LOOXキーボード 21,779円→16,780円 期間限定
- FMV LOOXペン 13,200円→8,200円 期間限定
Surfaceもたまにセールをしているので、フェアな比較になりませんが、メーカーから買うなら現時点では少しFMV LOOXの方が安そうですね。
Surface ProよりFMV LOOXが向いている人

FMV LOOXを選ぶ理由は「軽さや薄さ」「富士通という日本企業」の2点くらいしか思いつきません…。
少しでもカバンを軽くしたいミニマリスト思想に近い人
世界最軽量約599g、世界最薄7.2mmこのメリットは、テレワークやノマドワークにおける移動時に大きなメリットです。
Surface Proよりも約300g軽いので、350mlの缶ジュース1本分軽いというイメージです。
カバンの中はパソコンだけに限らずACアダプタやスマホの充電器などなど、いつの間にか重くなってしまいます。少しでも軽くすることが出来るのはとても魅力的です。
日本国内企業を応援したい人
富士通はご存じの通り日本国内のIT企業です。
米国GAFAMの強さは圧倒的ですが、それに対抗できる軽さと薄さという強みはお世辞抜きで戦えるスペックです。
軽さの先にある生活の発展を何か富士通に提案してほしいものですが、技術にこだわる部分が日本らしいので応援出来ます。
さいごに
この記事の簡単なまとめです。
- 解像度がSurface Pro 8の方が高い
- カメラ画素数はフロント・リアそれぞれ強みが異なる
- 重量はFMV LOOXがSurfaceより30%以上軽い
- 防滴・防塵性能がわずかながらFMV LOOXはある
- 価格は同様のスペックを比較するとほぼ同じ
FMV Mobile Keyboardといい、日本国内の企業なのに新しいことをしている感じが面白い富士通です。
何より同様の構成であればFMV LOOXとSurfaceに価格差がないあたり、本格的にSurfaceに戦いに来た黒船って感じですかね。
富士通のFMV LOOXがGAFAM一強をぜひ崩してほしいです!
マジナライフの森田ユウゴです!
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買い物を2007年には、店頭よりネット通販に移行した30代男性。これまで、楽天市場・Amazonで総額600万円近く使ってきました。
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