家の中にいると意外と気になる車の音や、公園で遊んでいる子供の声。これらの音をカットするには「耳栓」がオススメです。
今回は耳栓を買うときに知っておきたい防音スペックの値と、値を基準にしたオススメの耳栓を紹介したいと思います。
耳栓は「NRR」や「SNR」という値を参考にする!
耳栓によって騒音をカットできる量はある基準によって値が決まります。
それが「NRR」や「SNR」という値です。
「NRR」や「SNR」とは
耳栓がカットできる騒音の量は「NRR(Noise Reduction Rating)」や「SNR(Single number rating)」という値を参考にすることができます。
NRRやSNRは簡単にいうと「削減できるデシベル」の値です。
これらの値は、複数の被験者に実際に耳栓をつけてもらい「20dB削減できている」と回答した人が98%以上であれば、その商品はNRRやSNRは「20」という値になるようです。
NRRとSNRの違いは「地域」と「周波数」です。
NRRは米国中心に使われているのに対して、SNRはEU中心に使われています。
周波数は極端に範囲が違う訳ではなさそうなので割愛します。
結論は「付けてみて遮音できてるな」と思えばOK
これまでの通り、NRRやSNRは機械的なデータではなく、人間の感覚をもとにした統計的なデータです。
そのため「この耳栓をつければ○dB削減できる!」ということは言えません。
つまり、耳栓は自分が「騒音を削減できてる!」と思えるものが最強ということになります。
言われてみればその通りで、同じイヤホンでもフィットするモノとしないもの、人により変わりますよね…。
さらに言えば「静か」とか「うるさい」って言うのは人によって異なりますよね…。
dB(デシベル)と日常の例
耳栓は自分に合うモノと分かりましたが、NRRやSNRを参考にすれば良い耳栓を見つけやすくなると思います。
ここでNRRやSNRの値となる「dB(デシベル)」について確認をしておきましょう。
デシベルは音の強さを表します。値が大きければ大きい音、小さければ小さい音です。
大まかに以下のようなシチュエーションと音の大きさです。
- 地下鉄の構内:100dB
- 地下鉄の電車内:85dB
- 日常会話:65dB
- 換気扇(1m)、静かな事務所:50dB
- 図書館:40dB
- ひそひそ話:30dB
- この葉の触れ合う音:20dB
想像しやすい環境をもとに記載をしてみました。
人により快適さはことなると思いますが、私は20dBくらいが理想です。
静かな事務所の中の音をこの葉の触れ合う音まで下げるには20dB程度下げる必要があります。20dB下げるには「NRR30」もしくは「SNR30」の耳栓が必要ということになります。
NRRやSNRで選ぶ遮音性ランキング ベスト4
NRRやSNRの値やdB(デシベル)がわかったとことで、値を参考にして耳栓をベスト4形式で一覧にしてみます。
第4位:自分に合った形にするシリコン耳栓(-22dB)
シリコン製で自分の耳に合わせて形を変えるタイプの耳栓です。
商品の概要からとても良さそうですがNRRは「22」です。
次の記事ではシリコン耳栓をご紹介しています。

自分の耳に合わせられるだけでなく「防水」という特徴もあります。
お風呂や水泳のときに使えますね!
第3位:洗える大きめのシリコンタイプ(-27dB)
同じシリコンですが形作られているモノです。
洗えて何度も使えて、取り外しがしやすいことが特徴的です。
NRRの値は「27」です
第2位:洗える小さめのシリコンタイプ(-31dB)
同じシリコンタイプでももう少し値の高い商品がありました。
この商品を購入したことがありますが、私の中でスタメンの耳栓です。
洗えて何度も使えて、つけている時の負荷が少ないです。寝るときに使うことが多い私としては、小さいタイプなので寝返りのときにも気になりづらいです。
一つ問題点は、小さいので無くしやすいことですね…。何かに紛れて2回ほど無くしています。
こちらの商品は別の記事でも紹介しているので、ご参考にいただければと思います。
第1位:定番の使い捨てウレタンタイプ(-33dB)
誰もが知っている定番の耳栓です。
その中でもMOLDEXという会社の「CamoPlugs」や「SparkPlugs 」や「Softies」という耳栓はNRRが「33dB」とこれまでに紹介した中でもダントツです。
さらにはNRRのデータは公式カタログで周波数単位でのデータや標準偏差まで公開されています…。
MOLDEXは米国の軍事用の耳栓も開発している会社ということで、その安心感はお墨付きです。
番外編:オーダーメイド耳栓
自分の耳に完全にマッチする「オーダーメイド耳栓」と言うものが存在します。私は以前に約20,000円を払い作成したことがありましたが、残念ながらそれを無くしてしまい今にいたります…。
こちらの記事も参考にしていただければと思います。

使い捨てウレタン耳栓の選び方
耳栓の種類がたくさんある中で、数値上で最強の耳栓は「使い捨てウレタン耳栓」ということが分かりました。
耳栓を探し始めた私が苦労した「種類」と「コスパ」の2点でどのように選ぶかを簡単に紹介します。
種類で探す
すでに挙げているとおりデータが公開されているMOLDEX社製のウレタン耳栓がオススメです。
そんなMOLDEXの耳栓8種類が300円で試せるセットがあります。
こちらの中から自分に合うものを探し、気に入ったものをセット買いするのがおすすめです。
コストパフォーマンスで探す
先ほどまで紹介したMOLDEXの耳栓は、私が実際に使った感想としてもオススメができます。
しかし、ウレタン耳栓は使い捨てということもあり、何回か使うと、フィット感が弱くなり防音性能も下がる気がします。
「確かに使い捨てだけど…」と思いつつ、MOLDEXのCamoPlugsは1ペアあたり50円ほどします…。(1日1ペアとして1ヶ月1500円…)
貧乏症の私には少し高く感じてしまい、明らかに性能が落ちるまでほど使ってしまいます。
衛生上、1回で捨てた方が良いのもわかるので、安いものを探してみることにしました。
MOLDEXのCamoPlugsに比べると2dBほど下がったNRRが31dBのこちらの商品。「LYSIAN」というメーカーのようですがGoogleで検索する限り公式ページは見当たりません…。
1ペアあたり21円と安いので試しに購入してみました!
結論としては「MOLDEXに比べるとフィット感は弱いけど、コストを気にせずに使いまくれるのは最高」ということで非常に満足しています。
上記の結論をすでに出してしまいましたが、写真付きの購入のレビュー記事は別の記事でご紹介します。
まとめ
今回は次の内容を中心に記事を執筆いたしました。
- NNRやSNRは削減できるdB(デシベル)のこと
- NNRやSNRが高いのは使い捨てのウレタン耳栓
- ウレタン耳栓はMOLDEXが安心
- 貧乏性にはまとめ買いがおすすめ

マジナライフの森田ユウゴです!
当ブログでは「それもっと早く知りたかった」と言いたくなる商品やサービスをご紹介しております!
買い物を2007年には、店頭よりネット通販に移行した30代男性。これまで、楽天市場・Amazonで総額600万円近く使ってきました。
ネット通販で、普通にモノを買う「一般人視点」での情報を発信しています!
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