マジナライフという名前について
マジナライフ。「マジ(本気)な、ライフ」という意味です。
2018年、ブログを書き始めるときに付けた名前でした。深く考えて付けたわけではありません。語感で決めたようなものです。
それが8年経って、個人事業の屋号になりました。名前が先にあって、あとから中身が追いついてきた。いま振り返ると、名乗ってしまった手前、本気でやるしかなかったのだと思います。
小学校の卒業文集に、こう書きました
「将来発売するので買ってください」
小学生のとき、「The EARTH」というカードゲームを自分で作りました。友達と遊んでもらったら、面白がってくれた。それが嬉しくて、いつか売り物にするつもりでいたのだと思います。
その約束を、僕はまだ果たせていません。
あれからずっと、直し続けています
諦めたわけではありませんでした。ただ、ずっと直していました。
- 小学生 ── The EARTH を作った。友達と遊んで、面白がってもらえた
- 中学生 ── 遊ぶほどに粗が見えてきて、ルールを調整し続けた
- 高校生 ── 手書きをやめ、紙に印刷してカードにした
- 大人になって ── ラミネート加工をして、ちゃんと繰り返し遊べるカードにした
- いま ── スマートフォンのゲームとして作り直している
やっていたことは、ずっと同じです。作る。遊んでもらう。つまらないところを見つける。直す。また遊んでもらう。
今になって思えば、これが、いまの仕事のやり方そのものでした。課題を見つける。作ってみる。うまくいかないところを直す。それを、飽きるまで繰り返す。小学生のときに身につけたやり方で、僕はいまも仕事をしています。
変わったのは、直し方の精度だけです
カードゲームでいちばん難しいのは、バランスです。「なんとなく、このカードは強すぎる気がする」を「気がする」のまま放置すると、遊ぶ人がつまらなくなります。子どもの頃の僕は、そこを勘で直していました。
いまは違います。ゲームを自動で対戦させるシミュレータを自分で作り、3万回の対局を回して、数字で確かめてから調整しています。先手がどれくらい有利か。どの属性が場に出しにくいか。すべて測ってから直します。
小学生のときに紙で作ったものを、いま、本気で作り直す。これが僕にとっての「マジなライフ」です。
もうひとつ、ずっと続けていることがあります
ブログです。中学生のときに書き始めて、いまも書いています。あなたがいま読んでいるこのページも、その延長線上にあります。
高校生のとき、本業はドラムではなくホームページでした
高校ではバンドを組んで、ドラムを叩いていました。でも自分の中では、本業はバンドのホームページ運営のほうでした。
他のバンドのサイトは、学生らしい無造作な作りでした。ページはあるけれど、一度見たらそれきり。僕が考えていたのはそこではなくて、「どうすれば、また明日も見に来てもらえるか」でした。トップページにどう入ってきてもらうか。入ってきた人に、次に何を見せるか。そういう流れを設計していました。
そして、毎日1記事を、1年以上書き続けました。夏休みにはブログリレーのような企画もやりました。当時の高校生がやるような企画ではなかったと思います。
結果、人気バンドのサイトが数百アクセスだった中で、僕たちのサイトは2,000アクセスほどありました。
いま振り返ると、この頃から僕は「作ること」より「どう届くか」に関心があったのだと思います。
一度、なくなりました
その後、SNSの時代が来ました。個人がブログを書く必要は薄れ、僕のブログも、だんだんとなくなっていきました。
大人になってから、今度は「ビジネス」を目標にブログを書き始めました。そこで一度、ヒットを出しています。これから流行りそうなものに早めに気づいて、それを必要としている人に届けたら、当たりました。3か月ほどで終わってしまう、短いヒットでしたが。
そのとき学んだことが、いまも残っています。専門家でなくても、求められている情報を、工夫して届ければ、ちゃんと必要とされる。
ひとつだけ、決めていることがあります。煽って人を集めることは、しません。正直に、感想と意見を書く。それだけです。このサイトの過去記事を全部さかのぼってもらっても、そういう記事は1本も出てこないはずです。
やっていることが、変わっていません
ここまで、2つの話をしました。小学生から作り続けているカードゲームと、中学生から書き続けているブログです。
ぜんぜん違う話に見えて、僕の中では同じことです。作って、直して、届ける。それを、ずっとやっています。
ひとつ、わかりやすい例を挙げます。僕はこの前、#kintone100日チャレンジという企画を完走しました。kintoneのプラグインやChrome拡張を、100日間、毎日1本ずつ作って公開するというものです。
やり切ったあとで気づきました。これ、高校生のときに毎日1記事書いていたのと、同じことをしているな、と。
根性が身についたわけではありません。単に、昔から同じ癖なんだと思います。
仕事も、まったく同じことをしています
僕は自分のことを「面倒解決エンジニア」と呼んでいます。
理由は単純で、僕自身が、かなりの面倒くさがりだからです。同じ数字を何度も転記したくない。どこで止まっているか分からない申請書を追いかけたくない。だから、消せる面倒は全部、技術で消してきました。
それを人の現場でやると、こう言われます。
「これ、もっと早く欲しかった」
この一言をもらうために仕事をしています。マジナライフのキャッチコピーが「『これもっと早く欲しかった!』思いを形にする」なのは、そういう理由です。
たくさん買った20代が、選ぶ目をくれた
20代の僕は、いまとは正反対でした。社会人になってお金を自由に使えるようになり、興味のおもむくままに物を買い続け、気づけば趣味も物も増えていました。
家族ができて、その暮らしは変わりました。「本当に大切なもの」と「そうでもなかったもの」の差が、はっきり見えるようになったからです。大切でないものを手放すと、時間が余りました。その時間を、大切なほうに使えるようになりました。
ただ、あの散財を後悔してはいません。たくさん買って、たくさん外したからこそ、「本当に欲しかったもの」と「そうでもなかったもの」を見分ける目ができたと思っています。
いまはその目で、本当に欲しかったものだけを選び、そして作っています。
だから、業務が4つあります
システム開発、ゲーム、キャラクター、そのほか(Anki教材・Chrome拡張・メディア)。並べるとバラバラに見えると思います。
でも、中でやっていることは全部同じです。面倒や不満を見つけて、勘で作らず、最後まで作り切って世に出す。同じ作り方をしていて、出口が違うだけです。
卒業文集の約束は、まだ果たせていません。一歩ずつ、果たしにいっています。
ふざけた名前ですが、本気でやっています。
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