2021年12月、日本のIT系と言ったら名前の挙がる富士通の子会社「富士通クライアントコンピューティング株式会社」がクラウドファンディングで、LIFEBOOK UH KeyboardというBluetoothキーボードを企画しました。
そこから約3か月半、3月にクラウドファンディングの支援者のもとに商品が届いたようです。そんな出たての商品をメルカリで中古品を購入してみました。
この記事では一般販売ではFMV Mobile Keyboardとなった「LIFEBOOK UH Keyboard」の歴史や、実際に使ってみた感想をご紹介します!
この記事の執筆者について
森田ユウゴです!
私は、楽天・Amazonで総額600万円近く買い物をしてきました。通販の大半は「生活効率化グッツやガジェットを購入してきた」と言っても過言では無いくらい、新しいモノ・便利なモノ好きの私が執筆しています!
一般販売に伴ってFMV Mobile Keyboardという名称になるらしい
調べてみるとLIFEBOOK UH KeyboardやFMV Mobile Keyboard、UHKBなど色々な表記が…。
結論として一般販売後の製品名称は「FMV Mobile Keyboard」が正しいです!
この記事ではクラウドファンディングの支援品をレビューするので、LIFEBOOK UH Keyboardで名称を統一しています。
FMV Mobile Keyboardもスペックは全く同じようですので、一般販売で購入を検討されている方にもご参考になると思います!
あの富士通がクラウドファンディングに挑戦するとは
支援額は約7,726万円で成功していて歴代15位
富士通のLIFEBOOK UH KeyboardのGREEN FUNDINGでの支援金額は約7,726万円でした。これはGREEN FUNDINGのガジェットと言うジャンルだと歴代15位でした。(2022年4月29日時点)
2022年4月29日時点の上位10プロジェクトの支援額平均が1億2,600万円と非常に高いですが、それにどうにか近づいているという数字です。
国内大手がクラウドファンディングに挑戦し始めている?
国内の大手IT企業は保守的でスピード感の無いイメージを持っていましたが、最近ではクラウドファンディングに挑戦するケースが増えてきているようです。
例えばNECは「ヒアラブルデバイス」という名称のイヤホンをMakuakeというクラウドファンディング1億4900万円でプロジェクトを完了しました。
日立はChiiilという冷蔵庫をクラウドファンディングで募集したりしていたり、意外と国内ITベンダーがクラウドファンディングに挑戦をしているみたいですね。
LIFEBOOK UH Keyboardを購入したきっかけ
ここからは実際に購入したLIFEBOOK UH Keyboardに関する説明をいたします。
LIFEBOOK UH Keyboardの特徴
LIFEBOOK UH Keyboardの特徴は次の通りです。
- 圧倒的な軽さと素晴らしいタイピングの心地
- Bluetoothキーボードには珍しいフラットポイント(タッチパッド)付き
- グローバルを意識したデザイン
それぞれ見ていきます。
圧倒的な軽さと素晴らしいタイピングの心地
富士通のLIFEBOOK UHシリーズのパソコンは13.3インチで634gと言う驚きの軽量PCです。その技術をキーボードにも適用して、ノートパソコンでいう13.3インチに相当する大きなキーボードなのに350gと言う軽さです。
軽いだけでなく打鍵感も同シリーズのPCでは人気なようです。
Bluetoothキーボードには珍しいフラットポイント(タッチパッド)付き
Bluetoothキーボードでフラットポイント付きというのが、LIFEBOOK UH Keyboardの特徴です。
私がずっと探していたタイプのキーボードで、最も特徴的と言えるでしょうか。
正直、実用的と言えるタッチパッド付のキーボードは、2022年4月時点でもまだ珍しいです。
グローバルを意識したデザイン
おしゃれだからMacで英字キーボードにした!
誰とは特定できませんが、このようなコメントを数多く見たことがあります。
国内ITベンダーと言うと見た目がダサいイメージがとても強いのですが、LIFEBOOK UH Keyboardの見た目はとてもスマートです。
キーボードで「かな入力をしている人は少ない」と言うデータをもとに、ひらがな表記を取っ払ったそうです。
「タッチパッド」をMacbookのトラックパッド風に使えそうということで購入
iPad Pro(2021)を使っている身として、Magic Keyboardのようなタッチパッド付のキーボードというものにずっと憧れていました。
iPadのMagic KeyboardみたいなBluetoothキーボードが欲しい!
キーボードで文字を打ちながら、親指で若干カーソルを移動できて、あまり手を動かさずに画面をスクロールできるということに慣れてしまっていました。
キーボード入力して指のホームポジションをあまり崩さず、ちょっとした操作が出来るのです。例えば2本指で少しスクロールしたり、4本指で画面を遷移したり…。
購入をGREEN FUNDINGでの支援を検討したものの、すぐに使う機会が無いということで2021年12月は諦めていました。その後、支援者のもとに届き始めた2022年3月ごろ、メルカリで検索してみたら中古で販売されていました。
たまたま、メルカリでポイントが非常に溜まっていたので、ポイントを消費するついでに買ってみました。
LIFEBOOK UH Keyboardの開封レビュー
ここからは商品の開封をしていきながら本体や付属品についてご紹介します。
※レビュー文章中で出てくるUHKBとはLIFEBOOK UH Keyboardの略です
LIFEBOOK UH Keyboard本体の写真など
UHKBは次のような箱に入っています。
シンプルでスマートな印象です。
コチラを開けてみると…
まるでノートパソコンを開いた感覚になるような箱です。(実際にそのように設計されているみたいです。)
付属品はUHKB本体と、USB Type-Cケーブルと説明書や保証書です。
今回は中古ですが保証書はついてきました。
袋から取り出してみるとこのような状態です。
事前に確認していたとおり、スマートなデザインのキーボードですね。
ちなみに、クラウドファンディングでは提供がされていた純正スリーブですが、残念ながら一般販売がありません。
キーボードのケースはサイズが合えば別に良いと思うので、私はダイソーのPCケースで代用しています。
次の記事では合計10枚の写真でダイソーの300円PCケースをご紹介しています!
LIFEBOOK UH Keyboardの使い心地は?
ここからは実際に1時間ほど使ってみた私の感想をご紹介します。
[Good]キーボードの打鍵感が心地よい!
私が持っているMacはバタフライキーボードの物なので感覚は違いますが、程よく押している感覚が感じられます。
打鍵感は重くもなく軽くもなく、入力している実感が出来ます。
キーピッチも約19mmとモバイルデバイスながら、本物のノートパソコンと変わりません。
さすがUHシリーズからキーボード部分を取り出したBluetoothキーボードですね。
[Good]トラックパッドはMagic Keyboardに近い!
トラックパッドはやはり便利です。今回は手持ちの「Windows」「iPad」「Macbook」とUSB接続限定ですが「Android」につないで使ってみました。
※Androidは後に記述していますが、Bluetooth非対応です
使用感としてはmacbookのトラックパッド以下ですが、iPadのMagic Keyboardに近いという感じでしょうか。
それぞれのOSごとに若干の個性は出てきますが、私が望んでいた2本指でのドラッグが十分に可能です。
もともとWindowsやAndroidではトラックパッドを使う機会が少ないので何とも言えませんが、Surfaceを思い出しました。
[Good]マルチペアリングが3台まで
私がBluetoothキーボードを買うときに気にしているのはマルチペアリングです。
UHKBでは3台までのマルチペアリングに対応しています。
が、次のBadに記述していますが、切り替えが面倒くさいです…。
[Bad]ペアリング(Bluetooth接続)切り替えが背面で面倒くさい
残念ポイントの1つ目です。
私がBluetoothキーボードでマルチペアリングを求めているのは、結構頻繁に接続を切り替えるからです。
残念ながらUHKBでは本体背面にあります。
見なくとも押せますし、正面のLEDで何番目につないでいるのか分かるのですが、ボタンが小さいのに奥まで押さないといけないので、片手で切り替えが出来ないのですよね。
他社のBluetoothキーボードであればFnキーと合わせて押せば切り替えが出来るのでスムーズにできますが、UHKBでは切り替えが本当にちょっと面倒くさいです。
[Bad]まさかのAndroid非対応!
一番驚いたのがUHKBはAndroid非対応と言うことでした。
クラウドファンディングのページ等で紹介されていますが、「実際は文字打つだけなら使えるんでしょ??」くらいの軽い気持ちで購入してしまいました。
実際、手持ちのAndroid機器にBluetoothでUHKBを繋げてみると…
本当にAndroidじゃ使えない!!
ペアリングまで出来ますが、その先はキーボードもタッチパッドも両方使えませんでした…。
Android機器で利用するためには次の写真のように、USB-Cケーブルでつないであげる必要があります…。
せっかくのUHキーボードのスマートさが台無し…。
USB-Cケーブルは次の物を使っています。意外とオスメスともにUSB-Cのケーブルって市場が少ないのですよね…。
巻き取りリール式なので比較的スマートですが、やっぱりダサいです。
Androidで何だかんだ使えると期待している方は、本当に使えないので購入を控えた方が良いです。
LIFEBOOK UH KeyboardをUSBケーブルでPCとつなぐことで、キーボード本体のファームウェアがアップデートできるそうです。
もしかしたらファームウェアの更新でAndroidも対応できるようになるのかも??
淡い期待ですが、ファームウェアアップデートでUHKBがAndroidに対応することを祈っています…。
LIFEBOOK UH Keyboardが向き不向き・おススメな人は?
2022年4月29日時点では、まだ一般販売が公表されていないのでいつ購入可能か不明です。
もし今後購入可能になったときにどのような方におススメかご紹介します。
向いている人1:普段ノートパソコンをマウス無しで使っている人
使用感はノートパソコンそのものです。
打鍵感も決して安物では無いので、外で本格的にタイピングをしたい方には最適なキーボードです。
向いている人2:外出先で執筆が多いiPad、iPhoneユーザー
Bluetoothでかつタッチパッドも使えるということから、外で使うモバイル用途がおススメです。
iPadでは特にタッチパッドの効力を発揮するので、Magic Keyboardは高いし重いし、iPad専用だから買っていないという方にはおススメです。
不向きな人1:AndroidユーザーでBluetoothでつなぎたい人
不向きというかそれ以前の問題で、AndroidではBluetoothキーボードとして使えません。
USB-Cケーブルで接続でも問題なければ利用は可能であることを確認しています。
不向きな人2:カバンが小さい人
本体サイズが「302.6mm × 161.8mm × 10.9mm」ですので、意外と大きいです。
ウエストポーチにスマホと財布を入れている人がついでに入れようとしても難しいようなサイズ感です。
そもそもそのくらいの軽装備の方がBluetoothキーボードを使う機会があるかは悩ましいですが…。
一般販売まで待てない方向けの類似商品
キーボードでタッチパッド付…。全く種類がないのですが、思いつく限りの代替案をご紹介します。
一般販売で各種店舗で予約がついに開始されましたね!
一般販売に伴って製品名称が「FMV Mobile Keyboard」になったようです。その点含めて次の記事で詳しくご紹介しています!
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この発想は無かった!でも、想定しないご操作にならないか不安…。
サンワサプライ タッチパッド付キーボード
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ロジクール ワイヤレスキーボード タッチ キーボード K400pBK 国内正規品
タッチパッド右側ってのが納得いかない…。親指で使えないじゃん。
やっぱりノートパソコン風にキーボードとタッチパッドを使いたいという欲を満たしてくれるのはLIFEBOOK UH Keyboardくらいしかないんですよね…。
まとめ
良いところ・悪いところそれぞれ記載してきました。まとめると次の通りです。
2022年6月10日から一般販売が開始と言うことで、これから購入を検討されている皆様に少しでもお役立ち出来ればうれしいです!
FMV Mobile Keyboardの一般販売に合わせて、Surface的なPCも2022年6月中旬に発売するのですね。
世界最軽量という面白いPCを次の記事でご紹介しています。
マジナライフの森田ユウゴです!
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買い物を2007年には、店頭よりネット通販に移行した30代男性。これまで、楽天市場・Amazonで総額600万円近く使ってきました。
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