2021年5月にREON POCKETというSONYのデバイスを購入しました。
REON POCKETとはウェアラブルサーモデバイスと呼ばれており、簡単に言えば身に着けるクーラー・ヒーターのことです。
2022年4月には新しい機種REON POCKET 3が発売されたので、少しでも参考になればと思い旧機種REON POCKET 2を一年所有してみての感想をお伝えいたします。
実は2020年から3シリーズ続いているREON POCKET(レオンポケット)とは?
REON POCKETとは時代の先を行く「ソニー」のウェアラブルサーモデバイス
ウェアラブルサーモデバイスとは
冒頭に記載したとおり、ウェアラブルサーモデバイスとは「身に着けるクーラー・ヒーター」のことです。「サーモ」とは「サーモグラフィー」のような単語で使われている英単語でThermo(熱)という意味ですね。おそらく身に着ける温度管理機器というような意味でしょうか。
※本用語は開発もとであるソニーが名付けているだけだと思うので、明確な定義は無いと思われます。
スマホと連携することで温度の調整や自動停止などが出来ます。
冷温両対応なので春夏秋冬どのシーズンでも使える
一番の特徴として冷温に対応しているということです。
これまで体を冷やす機器と言えば、携帯扇風機か熱さまシートくらいしか思いつきませんでしたが、REON POCKETでは新開発のサーモモジュールと放熱機構により冷却が可能になっています。
バッテリー式で小さくて軽い
本体は本体サイズは54mm ×20mm ×116mmで約92グラムとなっています。
簡単に言えばiPhone13 miniよりも少し小柄で、重さは2/3という感じです。
バッテリー式なので充電して持ち運びが可能です。
コード類は充電時のみ利用するので、利用時はスマートです。
REON POCKETの歴史
着るクーラーとも言われているREON POCKETは2019年のクラウドファンディングから生まれた製品のようです。
- 2019年7月:初代 クラウドファンディング開始
- 2020年3月:初代 REON POCKETリリース
- 2021年4月22日:REON POCKET 2発売 ★今回のレビュー
- 2022年4月21日:REON POCKET 3発売
上記の通り、年に1回新製品をリリースしており、2022年4月には最新のREON POCKET3が発売されたようです。
2021年の春に”REON POCKET 2″を買ってみた
すでにREON POCKET 3が発売されているようですが、今回の記事はREON POCKET 2を1年間使ってみたレビュー記事です。お間違いの無いようご注意ください。
なぜREON POCKET 2を買った?
購入のきっかけとして「効率的に」首を冷やせる・温められるかもしれないということでしょうか。
一般的に太い血管が通ってる首周りの温度調整をすると体全体を冷やしたり温めたりできると聞いたことがあります。温める系の商品ではホッカイロや電子カイロなど様々ありますが、「冷やす」ガジェットは携帯扇風機以外あまり見たことありません。
購入したのは2021年5月前半で、ちょうど暖かくなり始めている季節でした。クーラーまでいかずとも、少し涼しみたいというような感情もあったので購入をしてみました。
本体
REON POCKET 2本体のご紹介です。
箱の中には本体と説明書、USB Type-Cのケーブルが付いていました。
こちらは本体に付けれる保護フィルムのようなものですね。
肌に接触するデバイスなので、衛生面や人との共有を考えている際に使用するものだと思われます。
使い方は非常にシンプルで、本製品の裏にある冷温部分を首の裏に当てます。
その状態で本体をアプリから操作して涼しんだり温まったりするというサンプルな仕組みです。
こちらがREON POCKET2の販売リンクです。
私がAmazonで購入時には約13,000円で購入しました。
専用ネックバンド
専用アクセサリーとして「ネックバンド」というものがあります。
REON POCKETを利用時に事実上必須です。本体を常時手に持って首にあてるわけにはいかないので、このネックバンドに本体を取り付けて、首にかけるようなイメージです。
本ネックバンドに本体を取り付けることで、首のちょうどいい位置にREON POCKETをくっつけてくれるというものですね。
上記の通り、ピッタリ冷温部分がむき出しになるようになっています。
その他使えそうなもの
私は購入に至りませんでしたが、ソニーの純正アクセサリーやサードパーティのグッツが販売されているのでご紹介をいたします。
専用インナーウェア
専用のネックバンドではなく、専用のシャツを利用することで専用ネックバンドなしでREON POCKET本体を使うことが出来ます。
個人的にはネックバンドを使うことに抵抗が無かったので購入していません。
専用シリコンコーティングシート
REON POCKETは肌に直接触れるものです。
衛生面を気にされる方や、家族との共用に抵抗がある方向けに専用シリコンコーティングシートが発売されています。
残念ながら使い捨てであることが、私はマイナス評価です。
サードパーティ製の持ち運びケース
私はこの手のケースは他の製品でも買うことはないのですが、ケースが欲しいという方向けには販売がされているようです。
“REON POCKET 2″を1年間使ってみた感想
繰り返しになりますが、本記事はREON POCKET 2を1年間使ってみたというレビュー記事です。
ここからは2021年から1年間保有して使ってみた感想をお伝えします。
デメリット
先に1年使って感じたデメリットを3点ご紹介します。
バッテリーの持ちが悪い
一番のデメリットと言っても過言では無いのがバッテリー問題です。
最も冷える設定にすると1時間半程度しか持ちません。
冷却は一瞬だけ気持ちい
真夏の外に限らず、温度が26度の暑めの室内ですら最も冷えるCOOLのレベル4で常時付けていないと冷却感を感じられないというのが私の感想でした。冷えを感じづらいうえに、バッテリーは1時間半程度しか持たないのです…。
エアコンの室外機を室内に置いているのと同じ仕組みですので、冷えてるけど熱い。そんな感覚に陥ります。残念ながら平熱が36.0度くらいと低めの私の場合、根本的に涼しむことは残念ながらできませんでした…。
モバイルバッテリーに指しながらの利用も一応可能だけど…
公式ページでは、モバイルバッテリーにつなぎながらの連続利用時間について説明があります。
ただ、モバイルバッテリーからREON POCKETにケーブルで指すような配線ってとてもスマートじゃないですよね…。せっかくの軽さというメリットも損なわれてしまうような…。
メリット
ここまで記載したデメリットだけ見ると商品としての価値が無さそうですが、もちろんメリットもあります。ここでは4つほどご紹介します。
安心の日本企業ソニー製
Amazonや楽天で同様の製品を探すとそれっぽい製品は出てきます。
しかし、いかにも怪しいデバイスで購入に至ることが出来ませんでした…。
日本人が大好きな国産メーカーの出している製品なので、品質は問題ないだろうと安心できますよね。
「温冷」が出来る珍しいデバイスで「温」に強い
ここまで挙げてきたデメリットやメリットだけでは、正直購入に至らないと思います。
ただ、本製品を使ってみて本領を発揮したのは夏のクーラーが寒い電車での利用でした。
REON POCKETならではの特徴ではありませんが、温機能に関しては電子機器が熱を発するということと相性がとても良いです。
細かい調整はアプリからでき、アップデートにも対応
購入してから1年ほど経ちますが、最新のREON POCKET3の発売に合わせて2も製品のアップデートがされることになりました。
「AUTO START/STOP機能」という、着脱や冷温部の状態をもとに自動で冷却や温熱を開始してくれる機能がREON POCKET2もアップデートで利用可能になりました。
2022年発売のREON POCKET 3は何が違う?
私が購入したREON POCKET2の後継として、REON POCKET3のニュースリリースをSONYのホームページで確認してみました。
新開発したサーモモジュールと放熱機構により、従来比※1最大約2倍※2の駆動時間と最大約1.5倍※3の吸熱性能を実現しています。
SONY ニュースリリース – https://www.sony.com/ja/SonyInfo/News/Press/202204/22-019/
※1:RNP-2
※2:レベル4使用時の駆動時間を比較した場合。使用状況、環境により変動します。
※3:最大冷却レベルの吸熱性能で動作開始60分の平均吸熱量を比較した場合。使用状況、環境により変動します。
デメリットで挙げていた部分が改善されているそうです。
詳しく確認していきます。
REON POCKET3の大きな売りはバッテリー駆動時間の向上
デメリットに記載したとおり、バッテリー持ちの悪さはREON POCKET2で気になっています。
公式のパフォーマンス上の駆動時間はレベル4で最大2倍ということで期待が出来そうです。
これまで冷たいと感じることが出来るCOOLレベル4は1時間というカタログ値だったのが、約2時間になるということですからね。
REON POCKET 2 COOL |
REON POCKET 2 HOT |
REON POCKET 3 COOL |
REON POCKET 3 HOT |
|
---|---|---|---|---|
レベル1 | 約4時間 | 約4時間 | 約4.5時間 | 約4時間 |
レベル2 | 約3時間 | 約3時間 | 約4時間 | 約3時間 |
レベル3 | 約2.5時間 | 約2.5時間 | 約3.5時間 | 約2.5時間 |
レベル4 | 約1時間 | 約2時間 | 約2時間 | 約2時間 |
しかし、上記の通り表にしてみるとわかりますが、COOLしか持続時間が増えていません…。
REON POCKET3では冷却機能も向上したらしい
こちらも私が2で感じていたデメリットの部分が強化されているようです。
私の場合ですが、COOLのレベル4出ないと付けている感じが無いので、もしかしたら少しレベルを下げて使いやすくなっていると期待したいです。
レベルを下げることが出来ればバッテリーの持ちも良くなりますからね…。
さいごに
デメリット・メリットのまとめです。
個人的にREON POCKETは温め用途で使うのが一番良いと思っています。
ただ、温め用途であればエコではないけど張るカイロの方が取り回しはよさそう…。
このように、REON POCKET 2に関して言えば、万人受けするガジェットではないと感じました…。
以下はREON POCKET 3のリンクです!
2022年5月13日追記!
冷やす機能で言えばダイソーの「クールネック」が便利かも!
マジナライフの森田ユウゴです!
当ブログでは「それもっと早く知りたかった」と言いたくなる商品やサービスをご紹介しております!
買い物を2007年には、店頭よりネット通販に移行した30代男性。これまで、楽天市場・Amazonで総額600万円近く使ってきました。
ネット通販で、普通にモノを買う「一般人視点」での情報を発信しています!
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