今やノートパソコンを業務のメイン端末にしている人でも、”外付けディスプレイ”は仕事に欠かせませんよね。
その快適さを裏付けるかのように、パソコンを2画面にすることで仕事の能率・効率が上がるというデータもあるのだとか。
外付けモニターには種類がたくさんありますが、カバンに入れられる「モバイルディスプレイ」という存在をご存じでしょうか?
この記事の執筆者について
森田ユウゴです!
私は、楽天・Amazonで総額600万円近く買い物をしてきました。通販の大半は「生活効率化グッツやガジェットを購入してきた」と言っても過言では無いくらい、新しいモノ・便利なモノ好きの私が執筆しています!
モバイルディスプレイの選び方 5選

“モバイルディスプレイ”を新規に購入する際、検討すべきポイントがいくつかあります。
- 軽い・省スペース
- 大きい画面
- 端子が複数
- 安い
- その他細かい点
なぜ検討すべきなのか、具体的な事例を踏まえてご紹介いたします!
1.軽い・省スペース

「モバイルディスプレイ」という名の通り、持ち運ぶ際に重量は非常に重要なポイントです。
ディスプレイ選定でインチ(大きさ)に目が行ってしまいがちですが、持ち運ぶ機器であること考慮すると、インチよりも重量を考えるべきです。
スペック | 森田ユウゴの評価 |
---|---|
499g以下 | かなり軽い! |
500g~599g | 軽い(★理想) |
600g~800g | 普通 |
800g~ | 重たい |
頻繁に持ち運ぶ用途を考えると600g以内が理想です。
私は飛行機を使う移動先で使うことも考慮しているので600g以内!
500mlペットボトル1本分≒500gくらいであれば毎日カバンに入れても大丈夫そうではないでしょうか?
大きいモバイルディスプレイの場合は1kgを超えてくる場合もありますが、どのくらい持ち運ぶか頻度を考えて重量を見ると良いですね。
2.大きい画面と解像度

自宅でのメイン利用も視野に入れると、可能な限り大きい画面(インチ)を求めます。
スペック | 森田ユウゴの評価 |
---|---|
12インチ以下 | 小さい |
13インチ前後 | 少し小さい |
15インチ前後 | 普通 |
17インチ以上 | 大きい |
一般的に売られているモバイルディスプレイは13インチ前後が多いですが、それでは自宅のメインディスプレイには小さいと感じる場合が多いと思います。
軽い・省スペースとの兼ね合いもあり、15インチ前後が理想です。
また、ディスプレイには解像度もありますが、4Kは明確に必要な理由が無い限り不要です。私はフルHD(1,920×1080)で十分だと思います。
画面にはリフレッシュレートと呼ばれる滑らかさを示す数値もありますが、60Hzあれば一般的用途では十分すぎます。この値は一般的なモニターであれば基本的に満たしています。万が一30Hzというモニターを買ってしまったとしても、個人的には我慢できるレベルだとは思っています。
Nintendo Switchを遊ぶとしても30Hz以上のモニターがあっても意味が無いですからね…。
15インチ以上でフルHDが個人的には理想!
3.端子が複数

接続端子は可能な限り多い方が理想です。
用途 | スペック | 森田ユウゴの評価 |
---|---|---|
画面入力1 | USB Type-C | 必須 |
画面入力2 | HDMI or ミニ・マイクロHDMI | 理想 |
電源入力 | USB Type-C | 理想 |
電源入力 | 独自ACアダプター | 買わない |
その他 | 3.5mmイヤホン端子 |
持ち運ぶ用途を考えるとType-Cケーブルだけで繋げられるのも理想ですし、自宅の利用も考えるとHDMI端子も欲しいことが多いです。
つまりHDMIとType-C両方持っているディスプレイが理想です。
Type-Cが1本だけで繋げられるディスプレイも多くありますが、PCの電源状況によっては解像度に制限があったり、そもそも付かないこともあるので電源アダプターは必須と考えた方が良いです。
そんな電源入力は、独自のACアダプターであったり、丸ピンのような汎用性が低いACアダプターが使われているとしたら検討からすぐに除外します。
独自のACアダプターだと荷物が増えますし、アダプター紛失時に入手が大変なためです。
USB Type-Cポートが2つ、HDMIポートが1つあれば安心です!
私は以前にミニHDMIしかない、かつ電源が特殊なACのモバイルモニターを買ってしまい後悔しました…。
4.安い

Amazonでこれまで数百万円買い物してきた私なので、価格に釣られて失敗してきたことが多々ありました。
一方で、モバイルディスプレイは安いに越したことはありません。
私が調べた限り、名の知れたメーカーを中心に調べると価格相場は次のイメージでした。
用途 | 価格帯目安 |
---|---|
13.3インチ前後 | 20,000円前後 |
15.6インチ前後 | 25,000円前後 |
18.5インチ前後 | 30,000円前後 |
上記の価格を下回ると、謎ブランドやノーブランド品が中心となってきます。
ご参考までに、モバイルディスプレイで名の知れたメーカーをご紹介です。
- IOデータ(アイ・オー・データ):石川県金沢市に本社を置く国産メーカー
- アイリスオーヤマ:宮城県仙台市に本社を置く国産メーカー
- JAPAN NEXT:千葉県いすみ市に所在する国産メーカー
- ASUS(エイスース):台湾メーカー
- LGエレクトロニクス:韓国メーカー
全てを使ったことがある訳ではありませんが、個人的には上記のメーカーの商品であればある程度信頼して購入できます。
いくら円安でも国産メーカーはやはり高い!
5.他にも細かいこと
挙げたらキリがありませんが、モバイルディスプレイにあると便利なポイントがあります。
人によって好みはあると思いますが、私の理想とその理由は次の通りです。
携帯ケース付き
持ち運びを前提とするとカバーは必須です。
スタンド代わりになるカバーはやはり欲しいです。
自立スタンド付き
あれば理想ですが、モニターに自立するスタンドが付いていると角度の調整がしやすいです。
自立スタンドがあれば用途の幅が広がります。
一方で機構が増えるので重量が重くなるというデメリットもあります。
画面は非光沢
PCゲームで画質を気にしたり、クリエイティブ系作業をする人は光沢画面が良いと言われています。
私はPCゲームをしますが、画質は気にしていないどころか省電力にしたいのでフレッシュレートを下げたり、可能な限り画質を落とす人です。
反射すると目も疲れるので非光沢が理想です。
VESA規格に対応
VESA規格とはディスプレイアームやディスプレイスタンドにネジ留めできる仕組みです。
一般的に27インチを超えるような大型のディスプレイには搭載されていますが、モバイル用途のディスプレイにVESA規格が搭載されているのは稀です。
VESA穴はあると嬉しいです。
ベゼルが狭い
ディスプレイのいわゆる”ふち”が狭い方が没入感が生まれます。
ベゼルが狭ければ狭いほど理想ではありますが、必要条件ではありません。
タッチパネル対応
あれば理想というレベルのスペックですが、タッチ搭載だと嬉しい限りです。
一方で、価格が跳ね上がるので、タッチパネルがどうしても必要でなければ検討から外した方が選びやすいです。
条件に近いモバイルディスプレイ

ここまではモバイルディスプレイを買うにあたって、理想としたいポイントを挙げてきました。
私が調べる限りカタログ上、理想のモバイルディスプレイを順番にご紹介します。
まとめ
※Amazon.co.jpへのプロモーションリンクです。
1.アイリスオーヤマ モバイルモニター 15.6インチ(ILD-A1616MS-B)
結論として、ある程度名の知れたメーカーの大型モバイルディスプレイであれば、スペック上はこの商品一択です。
項目 | スペック |
---|---|
メーカー | アイリスオーヤマ |
型名 | ILD-A1616MS-B |
インチ | 15.6インチ(1920x1080FHD) 60Hz |
本体重量 | 500g |
販売価格 | 19,877円 (2023年9月末時点 Amazonより) |
映像入力 | 1.Mini HDMI 2.USB Type-C |
電源 | USB Type-C |
携帯ケース付き | ○ |
自立スタンド付き | × |
非光沢 | ○ |
VESA規格 | × |
その他 | ・狭いベゼル ・メーカー保証:購入から1年 |
とにかく軽い!
15.6インチという大型のモバイルディスプレイながら、本体が500gという重量が驚きの商品です。他社製品で15.6インチは700gを超えています。
価格もこのスペックで20,000円であれば平均をかなり下回っているという印象です。(他社は高くて重たい)
2.InnoView 15.6インチ
次に、謎ブランドながらギリギリ信頼出来そうな商品がInnoViewというブランドです。
項目 | スペック |
---|---|
メーカー | InnoView |
型名 | 不明 |
インチ | 15.6インチ(1920x1080FHD) 60Hz |
本体重量 | 770g |
販売価格 | 15,000円前後 (2023年9月末時点 Amazonでクーポン価格を値引いた額) |
映像入力 | 1.Mini HDMI 2.USB Type-C |
電源 | USB Type-C |
携帯ケース付き | ○ |
自立スタンド付き | × |
非光沢 | ○ |
VESA規格 | ○ |
その他 | ・デュアルスピーカー |
価格が安い!
アイリスオーヤマノ15.6インチに比べて重さがありますが、価格が安いことと、VESA規格に対応しているという特徴があります。
私は知らないブランドでしたが、一応ホームページもあるので最低限信頼出来そうです。
- InnoView Monitor – https://www.designinnoview.com/
大き目で安いディスプレイを探しているならアリかもしれません。
3.謎メーカーBowayの15.6インチディスプレイ
最後は謎メーカーですが、高スペック低価格な15.6インチのモバイルディスプレイがあります。
項目 | スペック |
---|---|
メーカー | Boway? |
型名 | 不明 |
インチ | 15.6インチ(1920x1080FHD) 60Hz |
本体重量 | 598g |
販売価格 | 約12,000円 (2023年9月末時点) |
映像入力 | 1.Mini HDMI 2.USB Type-C |
電源 | USB Type-C |
携帯ケース付き | ○ |
自立スタンド付き | × |
非光沢 | ○ |
VESA規格 | ○ |
その他 | ・デュアルスピーカー ・3.5mmイヤホン端子 |
まずは本体重量ですが600gを切っています。これまで挙げたように15.6インチだと700gを超えてくるのが普通なので軽い方です。
それでいて価格が12,000円なのです…。
これ大丈夫か…?
価格やスペックを見て「またまた~w」と、単芝を生やしてしまいそうな気持になりました。
完全に私の理想をすべて詰め込んでいます。
気になりすぎるのがブランドです。
Bowayという会社のモバイルディスプレイらしいのですが、検索しても情報は見当たりません…。実質ノーブランド商品ですね。
これまでAmazonで数百万円使ってきて失敗も多くしてきた私の危険センサーがギンギンに反応しています。
結論として、2台買ったわけですが。


癖や特徴の強いモバイルディスプレイ

私の中で最終的に購入には至りませんでしたが、条件を差し置いて気になていたディスプレイがあります。
InnoView 18.5インチ
私がモバイルディスプレイに求める条件の中で「軽い・省サイズ」という条件にギリギリ当てはまらなかったのですが、未だに使ってみたいディスプレイが18.5インチのモバイルディスプレイです。
InnoViewの18.5インチモニターで、価格が約25,000円です。
やはり「持ち運ぶ」という用途には大きすぎるか…
自宅で使うには十分と思えるサイズ感ですが、やはり持ち運ぶという用途を考えると1kg越えは厳しくなってきます。
重さよりも気になったのが純粋なサイズ感です。
横幅で40cmを超えてくると、重さは我慢出来てもカバンに入らない問題を気にしました。
MacBook Proの16インチで持ち運びのギリギリ最大と感じている私にとって、15.6インチがモバイルディスプレイの最大サイズと思い、18.5インチは諦めたのでした。
トリプルポータブルモニター
2023年から流行りだしているように見える「トリプルモニター」と呼ばれるジャンルのモニターも悩んでいました。
多くの種類の商品が発売されているようなのですが、大小サイズが様々で価格も50,000円~100,000円と幅が広いです。
例えば15.4インチのトリプルモニターとなる商品がこちら。
梱包重量だとは思うのですが、3.6kgと記載がります。
JAPAN NEXTとメーカー品で11インチの代わりに約2kgというモニターもあります。
2枚モニターがある状態なので当然ですが重たいことと、11インチは物足りなさそうです…。
また、真ん中にノートパソコンが置かれる前提なので、Nintendo Switchのような外部モニターを前提としている機器との相性も気になり、メインモニターとして運用が難しそうなこともあり購入を諦めました。
使ってみたい限りですが、まだ費用対効果が悩ましいです…
さいごに

ここまで次の点を中心に、理由と適合する商品の例をご紹介しました。
- 軽い・省スペース:600g以内
- 大きい画面:16インチくらい
- 端子が複数:Type-CとミニHDMI
- 安い:15,000円以内
- その他細かい点:VESAが欲しい
最終的に私は「Boway 15.6インチ モバイルディスプレイ」を購入しまして、別の記事でご紹介しています。
次の記事では開封などご紹介をしております。ご参考にいただければと思います!

マジナライフの森田ユウゴです!
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買い物を2007年には、店頭よりネット通販に移行した30代男性。これまで、楽天市場・Amazonで総額600万円近く使ってきました。
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