2024年3月4日、ASUSから”ZenBook Duo(UX8406MA)”という2画面搭載のノートパソコンが発表されました。
ガジェット好きとして気になっていたのですが、台湾の台北にあるASUS Storeで実物を見て欲しくなってしまいました…。
それから数日の3月13日前、ちょうど日本に帰国したのでつい買ってしまいました。
UMPCを買っているようなガジェット好きの私ですが、どんな人にもオススメ出来るノートパソコンでした!
「これから、ノートパソコンは2画面が普通になるのかもしれない。」そう思えるほど実用的です。時代を先取りたい方、必見です!
最新の1か月使用レビューは下記の記事もご覧ください。
ZenBook Duoとは?
ASUSの”ZenBook”シリーズの1つ
ZenBookは、台湾のITメーカー「ASUS」が発売するノートパソコンのブランドシリーズの1つです。
ZenBookの”Duo”という表記は名ディスプレイが2画面のモデルを指しています。
今回ご紹介するZenbook DUO(UX8406MA)が画期的で最新という訳では無く、実は2023年前半に、”Zenbook Pro 14 Duo”という製品が発売されているのです。
こちらはキーボード部分の上半分がディスプレイになっているモデルでした。
2024年3月新発売の”Zenbook DUO(UX8406MA)”
2024年3月4日、正式に発表されて2024年3月13日に発売したばかりのZenbook DUOは、キーボードの着脱が可能で、14インチ画面が2画面のノートパソコンです。
2024年3月13日時点で画面は14インチモデルのみです。
キーボードが着脱式となったことで、キーピッチが広いです。また、タッチパッドがホームポジションにあるので普通のノートパソコンのような使用感だと見た目から想像できます。
少し脱線…2024年は”ZenBook Duo”なのか、”Zenbook DUO”なのか
2024年登場のモデルは”Pro”という文字と、画面サイズ数を表す数字が無くなっています。
- 2023年:ASUS ZenBook Pro 14 Duo / ZenBook Pro Duo 15
- 2024年:ASUS Zenbook DUO(UX8406MA)
ここまでは名前の違いが分かりやすいのですが、細かい話で”Book”と”book”で先頭の大文字が違いうのと、”Duo”と”DUO”で表記が異なっていますね。
ちなみに公式ページでも表記揺れがあるので、”ZenBook”か”Zenbook”、”Duo”か”DUO”どちらが正しいのかは判断が難しいです…。
上記のように、ページによっては表記が異なっている状況です。
本記事でご紹介する2024年版のZenbookは、購入ページに記載されている”Zenbook DUO(UX8406MA)”を正としてご紹介していきます。
“Zenbook DUO(UX8406MA)”をパソコンユーザー全員にオススメしたい4つの理由
ここまで”Zenbook DUO(UX8406MA)”の基本的な情報をご紹介してきました。
先に結論から。
Zenbook DUO(UX8406MA)はかなり実用的なノートパソコンで、パソコンユーザー全員にオススメが出来ます。
見た目からマニアックなガジェットだと思われてしまいそうですが、かなり考えられていて実用的なのです。
1.ノートパソコンなのに2画面で作業効率が爆上がりする
以降で詳しくご紹介いたしますが、先に写真を使ってご紹介します。
Zenbook DUO(UX8406MA)はご覧の通り、2つのディスプレイを持ったノートパソコンです。
2画面ディスプレイによって効率が上がるのは説明するまでもないですね。
「Zenbook DUO(UX8406MA)」の重要なポイントはWindows OSとディスプレイ2画面が1つの機器で完結するので、充電ケーブルが1本で済みます。
2画面だけでなく、1画面で普通のノートパソコンのように使えるのも高評価です。
一般的なノートパソコンスタイルの利点は、新幹線や飛行機などソファ席に座りながら膝の上で文字入力できることにあります。
オフィス、カフェやラウンジのように長時間作業をするときには2画面スタイル、移動中はノートパソコンスタイルなど必要に応じて使い方を分けることが出来るので、かなり実用的です。
2.ディスプレイがタッチパネルなので直感的に使える
Zenbook DUO(UX8406MA)はタッチパネルなので、指でタッチすることはもちろん、専用のASUSペンを使えば手書き入力も便利です。
普通にパソコンを使っている中で、タッチパネルの使い道は少ない気がします。
それでも、ちょっとかゆいところに手が届くタッチパネルはピンポイントで超便利に活用出来たりするのです。
Zenbook DUO(UX8406MA)はASUS Penという筆圧感知が可能な本格的なパソコンペンに対応しています。手書きはiPadやAndroidタブレットを使っている方は、ガジェットを1つに集約して気軽に外出できます。(実際に手書きガジェットはiPad Proを使っている私は荷物が減りそう)
3.高スペックなのに消費電力も低くて電気代に優しい
高スペックの基準は人によって様々ですが、一般的にはパソコンゲームができればかなり優秀とされています。
Zenbook DUO(UX8406MA)には”Core Ultra 9 185H”というCPUが搭載されており、メインメモリも32GBです。
このCore UltraシリーズのCPUがかなり優秀で、内臓グラフィックスでカジュアルにPCゲームを遊ぶことが出来ます。
パソコンゲームを遊ぶには一般的に専用のグラフィックボードを搭載しないと厳しい現状がありましたが、「Zenbook DUO(UX8406MA)」は優秀なグラフィックボードも搭載されたノートパソコンなのです。
さらに電源は最大65Wの出力で間に合います。
一般的にパソコンゲームを遊べるようなノートパソコンは100W以上の電源が必要なので、ACアダプターが大きくなってしまいます。
Zenbook DUO(UX8406MA)はACアダプターが下記のように小さくて済むのです。
右:Zenbook DUO(UX8406MA)の標準ACアダプター(65W)
サイズだけ見ても一目両全です。
何が嬉しいかと言うと、コンセントにさせるモバイルバッテリーの出力で間に合うのです。
上記は私が愛用しているモバイルバッテリーで”Anker 733 Power Bank”と言います。モバイルバッテリーとしてはもちろん、コンセントにつなげば最大65WのACアダプターにもなる優れものです。コレでノートパソコン用に100WのACアダプターを持ち運ぶ理由が無くなります…。
参考までにBaseusのACアダプターは下記の商品です。
4.高機能なのに重量が比較的軽い
Zenbook DUO(UX8406MA)は14インチのディスプレイが2つ付いているノートパソコンですが、重量は約1.65kgです。
一般的なモバイルノートブックは1kgを切ると軽いと言われているので、Zenbook DUO(UX8406MA)は決して軽量ではありません。一方で、画面を2つ搭載して、パソコンゲームを遊べるグラフィックスで1.65kgは驚きの軽さです。
私が持っているMacbook Pro 16インチは大きい画面といえども、2kgを超えていますからね…。
価格だけが悩ましい…、市場価格は約32万円
ここまで高機能でオタク向けのガジェットでは無いことをご紹介してきました。
唯一の悩ましい点が価格で、市場販売価格は約32万円です。
大手家電量販店では約35万円、ポイント10%といった具合ですね。
そもそも数十万するだけで高いことには変わりないのですが、30万円を超えてしまうので企業や個人事業主は減価償却が必要です…。
ちなみに価格には”ASUS Pen”と”Microsoft Office Home and Business 2021″、それ以外にも”Xbox Game Pass Ultimate (3ヶ月利用権)”が同梱されています。
これらを削って、税込み30万円以内に抑えて欲しかった…。
それでも実用性がかなり高いことの想像が容易についたので、日本の発売日当日に家電量販店で買った私でした。
“Zenbook DUO(UX8406MA)”を開封しながら特徴を解説
ここまでは実用的なスペックであることを、文字中心でご紹介してきました。
以降では実際に開封をしながら、Zenbook DUO(UX8406MA)が優れている特徴などを解説していきます。
箱はシンプルで洗礼されたデザイン
まずはZenbook DUO(UX8406MA)の化粧箱ですが、非常にシンプルですね。
箱を開けてみるとZenbook DUO(UX8406MA)の本体が登場です。
プラスチックのフィルムに併せて、Zenbook DUO(UX8406MA)が持っている特徴の様々な用途のピクトグラムが記載されています。
本体はブランドロゴなどの記載が無く、黒くてシンプルですね。
ノートパソコンをオープンすると、外付けのキーボードとお出迎えです。
本体にマグネットで吸着するBluetoothキーボード
こちらがZenbook DUO(UX8406MA)の大きな特徴の1つである、着脱可能なBluetoothキーボードです。
新品は丁寧にディスプレイ部分とは別に紙のフィルムで梱包されていました。
フィルムを剥がしてZenbook DUO(UX8406MA)本体に磁石でカチッと装着出来ました。
装着感に関してはかなりガッチリしていて、激しくタイピングをしても決してズレません。
さらに日本モデルで重要な、日本語キーボード配列です。
WindowsをMac OS風の文字入力をしている私にとって、無変換と変換部分が少し小さいです。ただ、位置に関しては問題がないので、日本語英語の切り替えで間違えてスペースを押してしまうということは無さそうです。
アクセサリーは良い意味で適当
Zenbook DUO(UX8406MA)本体が梱包されている箱と別で、無地の段ボールがあります。
この中にACアダプターやケーブル、ASUSペンが付属しています。
ACアダプターに関しては、もはや専用の箱がありません。裸ですね。
Type-C給電のノートパソコンを使っているユーザーで標準のACアダプターを使っている人は少ないと思います。
ただ、Zenbook DUO(UX8406MA)のACアダプターはかなり優秀です。
65WのACアダプターはかなり小型
こちらがZenbook DUO(UX8406MA)の標準ACアダプターです。型番は”ADP-65TW”と記載されています。
ご覧の通りType-Cポートが1つだけです。ただ、サイズ感としてはポケットに入れても邪魔にならない位に小さいです。
コンセント接続部分を含めて約9cm以内の幅、縦横は約3cm以内の正方形です。
企業に勤めていると「標準のACアダプターを使ってください!」とIT部門に怒られることがあります。このACアダプターなら持って行かされても苦ではないです。
ASUS Pen 2.0が標準提供
Zenbook DUO(UX8406MA)はノートパソコン本体だけでなく、ASUS Pen 2.0も価格に含まれています。
4096段階の筆圧感知をして、約30分の充電で約140時間も使えるようです。
ペン先の交換も可能です。
ちなみに充電はASUSロゴ部分を開くとType-Cポートが現れます。
ASUS Penを使うとき、手のひらが画面に触れて変なところをタップしてしまう動作があると思います。
それを防ぐのが「パームリジェクション」です。WindowsでASUS Pen含めてパームリジェクションを設定するには下記のように設定をします。
設定画面→「Bluetooth とデバイス」→「ペンと Windows Ink」→「追加ペン設定△」をクリック→「ペンの使用中はタッチ入力を無視する」にチェックを入れる(デフォルトはチェックが外れている)
セットアップは普通のWindowsとほぼ同じ
2画面のノートパソコンですが、初回の起動時のセットアップはWindows11の標準と同等です。
唯一初めの画面でキーボードをマグネットで接続するように表示されます。
Windows 11のセットアップ、更新プログラムの適用などを終えると使い方動画が流れてきました。
実際に使ったファーストインプレッション
まだ使用を開始して1日も経っていないので、初めて使ってみた第一印象についてご紹介いたします。
購入前の期待を超えてくれる”2画面の便利さ”
Zenbook DUO(UX8406MA)の背面には折り畳み式のスタンドがついています。
最大約50度、最小で約20度の幅で調整ができます。
机にスペースがあるなら左のように全開すると安定します。机の前後幅が狭いときは右のようにスペースを節約して立てることも可能です。
キーボードを置くとスペース取るので、スペースを節約して立てられるのは地味に嬉しい!
こちらが横画面、通常利用時のイメージです。
本体を縦にすると、傾きを感知して自動で縦2画面に切り替わります。
キーボードを置くとスペースこれが想像以上に便利!取るので、スペースを節約して立てられるのは地味に嬉しい!
例えば左に縦のKindle本、右上にブラウザ、右下にメモが設置出来ます。
本やPDFドキュメント類は縦長が多いから見やすい!
小さな本体で便利にスペースを有効活用できるのが素晴らしいです。
キーボードのタッチパッドが優秀
文字で表現するのが難しいですが、標準Bluetoothキーボードのタッチパッドの精度がかなり優秀です。
以前に富士通製のFMV Mobile Keyboardを購入して以来、外付けキーボードのメインとなっていました。理由はタッチパッドが便利だからです。
Bluetoothのように無線でタッチパッドが付いているキーボードは数が少なく、安い物は動きが実用的じゃないです。
Zenbook DUO(UX8406MA)はまるでMacbookのように安定して使えるタッチパッドです。
USBポートとHDMIも十分で申し分無し
Zenbook DUO(UX8406MA)に搭載しているポートは最低限ですが、十分で助かるポートが搭載しています。
- USB 3.2(Type-A/Gen1)
- Thunderbolt 4(Type-C)
- Thunderbolt 4(Type-C)
- ヘッドホンジャック
- HDMI
HDMIポートは地味に嬉しい!
最近の外付けディスプレイはUSB Type-Cだけで繋がるディスプレイも多いですが、解像度や電力が不足する場合があります。
業務であれば会議室のモニター投影・プロジェクター投影するときにHDMIはまだまだ現役ですし。
上記ディスプレイを使っている私ですが、2画面繋ぐときは安定性からもHDMIとType-C両方を使う場合があります。変換機が無くて良いのが地味に助かるのです。
念のため、その他についてもご紹介です。
電源ボタンはキーボードの上部に搭載されています。
カメラは画面上部中央に搭載されています。
さいごに
これからメインPCとしてZenbook DUO(UX8406MA)を使っていきます。
パソコンのスペックが低いと動作が厳しい、フォートナイトを試しに入れてみたのですが快適に動作しています…。
原神に関しても全く問題なし。
これからHyper-Vで仮想マシンを立てる他に、Visual Studioなど環境のセットアップもしてみます。4月くらいには使用して2週間くらい経つと思うので、改めてメリット・デメリットなどを当ブログでご紹介しようと思います。
ちなみに似たようなディスプレイが前から売っていて、気になっていました。
2画面という意味だけで言えば上記と大差は無いかもしれません。
しかしZenbook DUO(UX8406MA)は1つの機器で2画面が実現できるので、ケーブルはType-Cケーブル1本で電源を賄えるのですよね…。ミニマリズム精神を持っていると、コードがごちゃごちゃしないという点も高評価です。
これから毎日使って便利な点を探すのが楽しみです!
マジナライフの森田ユウゴです!
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買い物を2007年には、店頭よりネット通販に移行した30代男性。これまで、楽天市場・Amazonで総額600万円近く使ってきました。
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